大谷資料館(採石場) 

普通の現代建築(笑)の建物の中に、こんな感じの入口があります。
とても小さな入口ですよね。ちょっとした、資料館に入るみたい。
でも、この中には、東京ドーム一個分の巨大地下空間が広がっているんです。
館内の温度が正面の張り紙に書いてあります。
階段を下りるとどんどん温度が下がっていき、地下に下りていく期待感が広がります〜(^-^)
入ってすぐの空間。上から眺めると広さが際立ちます。
でも、ぜんぜんここだけじゃないんです。この先にもたくさんの広い部屋のような空間があります。
柵の奥に、規定の大きさに削りだされた大谷石が並べてあります。
この大きさの石を手掘りだと1日10個、機械掘りだと50個産出できるそうです。
手で掘った場合、4000回もつるはしをふるってやっと一個掘り出せるのだとか。大変な苦労ですよね。

当たり前なのかもしれませんが、どの壁もきっちりと直角に切られていて、とても整然として美しかったです。
坑内に進んでいく階段はこんな感じ。狭い上に水で濡れているところもあるので注意が必要です。左上のほうは、真っ暗に写っていますが、30mある天井までライトが届かないためです。
天井まで30mというのは、行ってみないとちょっと味わえない、広がりを感じる空間ですよ〜(^-^)
奥に広がるまるで広場のような空間。このような部屋がいくつもありました。

大谷石は、日本列島が海中にあった新生代に、火山の噴火とともに噴出された火山灰や砂礫が海中に沈殿して出来たものだそうです。
それが2000万年経って、こんな風に切り出されてるなんて、なんかすごいですよね!(^○^)


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